今回の徒然草第三段は、テストや教科書にマジで頻出する超重要パート!
古典が苦手でも、これだけは絶対に押さえておきたい神回だよ。
テーマは、なんと「最高のイケメン、最高のモテ男の条件」。
吉田兼好さんが恋愛に興味がない男をバッサリ切り捨て、「恋の苦労こそエモい!」とまで断言する、千年前の恋愛哲学を深掘りします。
この段をエモ語でサクッと理解して、テストもイケメン理論もバッチリにしよう!
徒然草第三段の原文

よろづにいみじくとも、色好まざらむ男は、いとさうざうしく、玉の巵の当なき心地ぞすべき。
露霜にしほたれて、所定めずまどひ歩き、親のいさめ、世のそしりをつつむに心の暇なく、あふさきるさに思ひ乱れ、さるは独り寝がちに、まどろむ夜なきこそをかしけれ。
さりとて、ひたすらたはれたる方にはあらで、女にたやすからず思はれむこそ、あらまほしかるべきわざなれ。
徒然草第三段のポイント解説
この段のテーマは、ずばり「恋愛における理想の男」についてです。
兼好法師は、ただスペックが高いだけでなく、恋愛に対して情熱と深みを持つことを理想としています。
📘 キーワード解説&テーマ
- 色好む男の必要性
- よろづにいみじくとも: 何事につけても立派で優れていても(スペックが高くても)。
- 色好まざらむ男: 恋愛に無関心な男性、女性と遊ばない男性。
- いとさうざうしく、玉の巵の当なき心地: とても物足りなく、台座のない宝石の杯のように、宝物なのに本来の用途で使えない役立たずな感じがする。
- 「をかし」な恋愛の苦労
- 露霜にしほたれて、所定めずまどひ歩き: 秘密の逢瀬のために、夜中に露や霜で服を濡らし、こっそり歩き回る。
- 親のいさめ、世のそしりをつつむに心の暇なく: 親の反対や世間の非難を気にかけ、心が休まらない。
- あふさきるさに思ひ乱れ、まどろむ夜なきこそをかしけれ: 逢えるか逢えないかと心が乱れて、なかなか眠れない夜を過ごすのは、「趣深い(をかし)」ものだ。
- 兼好法師は、恋愛の苦労や悩んでいる時間こそ、人生の醍醐味だと評価しています。
- 最高のモテ男の条件
- ひたすらたはれたる方にはあらで: ただの遊び人(軽薄な人)ではない。
- 女にたやすからず思はれむ: 女性から「簡単に手に入らない、手こずらせる存在」と思われること。
- 理想の男は、恋愛に真剣で苦労を厭わないが、軽薄ではなく、女性から深く、そして簡単には落ちない存在として愛されるべきだと結論づけています。
徒然草第三段のエモ語訳
ぶっちゃけ、どれだけ完璧なハイスペック男子でもさ、恋愛に興味ない男って、マジつまんないし、物足りない。
例えるなら、宝石でできた超綺麗なグラスなのに、台座がなくて置けないみたいな。宝なのに、使いどころがなくて意味ないんだよね。
最高の恋愛って、むしろ苦労してる時間なんだよ。
夜中に誰にもバレないようにコソコソ会いに行って、露とか霜で服がビショビショになっても気にしない。親にバレるのも、世間から叩かれるのも怖くて、心臓バクバク。
「今日会えるかな、振られるかな」って頭の中ぐちゃぐちゃになって、不安すぎて夜眠れないとか、そういうのこそマジでエモいし、超ロマンチック。
とはいえ、ただのチャラい遊び人じゃダメだよ。
本当にイケてるのは、女性に「この人、簡単には手に入らない」って思われるような、深みのある男だよね。それがマジで理想!
徒然草第三段の言いたかったこと
兼好法師が徒然草第三段で言いたかった結論は、
「男は最高のハイスペック(玉の巵)でも、恋愛(色好むこと)に情熱を燃やして苦悩し、なおかつ簡単に手に入らない、魅力的な存在であることこそ、真の『イケてる男』の証である」
ということです。
兼好法師は、恋愛の悩みや苦労を「無駄」ではなく「人生の最高のスパイス」だと考えています。
そして、チャラい遊び人ではなく、男性自身が真剣で魅力の深さがあるからこそ、相手を惹きつけ、「簡単には手に入らない、価値ある特別な存在だ」と感じさせるような深みのある恋愛をするべきだと主張しているよ!
恋愛小説などの本を読んだ後は「ブクスタ」で感想を書くとお小遣い稼ぎができちゃいますよ。


コメント