【徒然草エモ訳】第一段「願はしかるべき事こそ多かめれ」って、結局何が言いたいの?

40代毎日使える美しい日本語

古典の授業、マジ寝落ち確定じゃん?って思ってるそこのあなた!

もう大丈夫。難しい本は置いといて、このブログではネットの力を使って徒然草第一段をエモ語で翻訳しています!

毎回、吉田兼好さんのガチな気持ちを深掘りして、その段の結論までバッチリまとめてるから、彼の人生観を一緒にエモく感じて、明日からのモチベに変えちゃおう!

徒然草第一段の原文

徒然草第一段でいうお酒を飲める男って…
徒然草第一段でいうお酒を飲める男って…

徒然草第一段の原文を読んでいきましょう。

いでや、この世に生まれては、願はしかるべき事こそ多かめれ。御門の御位はいともかしこし、竹の園生の末葉まで、人間の種ならぬぞやんごとなき。一の人の御有様はさらなり、ただ人も、舎人など賜はるきはは、ゆゆしと見ゆ。その子うまごまでは、はふれにたれど、なほなまめかし。それより下つかたは、ほどにつけつつ、時にあひ、したり顔なるも、みづからはいみじと思ふらめど、いとくちをし。

法師ばかり羨ましからぬものはあらじ。「人には木の端のやうに思はるるよ」と清少納言が書けるも、げにさることぞかし。いきほひまうにののしりたるにつけて、いみじとはみえず、増賀ひじりの言ひけんやうに、名聞くるしく、仏の御教にたがふらんとぞおぼゆる。ひたふるの世捨人は、なかなかあらまほしきかたもありなん。

人は、かたち、ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。ものうち言ひたる、聞きにくからず、愛敬ありて言葉多からぬこそ、飽かず向はまほしけれ。めでたしと見る人の、心劣りせらるる本性見えんこそ、口をしかるべけれ。しな、かたちこそ生まれつきたらめ、心はなどか賢きより賢きにも移さば移らざらん。

かたち、心ざまよき人も、才なくなりぬれば、しなくだり、顔憎さげなる人にも立ちまじりて、かけずけおさるるこそ、本意なきわざなれ。ありたき事は、まことしき文の道、作文、和歌、管絃の道、又有職に、公事の方、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ。手などつたなからず走りがき、声をかしくて拍子とり、いたましうするものから、下戸ならぬこそ男はよけれ。

徒然草第一段のポイント解説

徒然草第一段は、兼好法師が「世の中の理想像」と「現実のガッカリポイント」を縦横無尽に語り尽くす、非常に情報量の多い段です。

📘 キーワード解説&テーマ

  1. 「願はしかるべき事」の多さ
    • この世に生まれて「望ましいこと」が多いと述べ、まず身分の話から入ります。
    • 御門の御位: 天皇の位。最高に恐れ多く尊いもの。
    • 竹の園生: 皇室のこと。末端の皇族までも、普通の人とは違うので尊い。
    • 舎人など賜はるきは: 殿上人(天皇のいる殿上に昇れる身分)のこと。この身分以上が真の羨ましい対象とされています。
    • それより下つかた: 殿上人以下の身分。時流に乗って得意顔をしているのを見ると、「いとくちをし(全く残念だ)」と一刀両断。
  2. 法師(僧侶)への皮肉
    • 法師ばかり羨ましからぬものはあらじ: 法師ほど羨ましくないものはないだろう、と断言。
    • 名聞くるしく: 名声や評判を求めることが苦しく、仏の教え(無欲)に反していると批判。
    • ひたふるの世捨人: 俗世のことに全く関心がない、ひたすら純粋な世捨て人こそ望ましいと、エセ僧侶たちを皮肉っています。
  3. 理想の人物像(外見と中身)
    • かたち、ありさまのすぐれたらん: 容姿、振る舞いが優れていること。これは外せない条件。
    • 愛敬ありて言葉多からぬ: 愛嬌があって、おしゃべりすぎない(口数が多いのはダメ)人がベスト。
    • 心はなどか賢きより賢きにも移さば移らざらん: 心構えは、賢い人を見習おうとすれば必ず変えられるはずだ、と努力の重要性を説いています。
  4. 男の理想スペック
    • 才なくなりぬれば、しなくだり: 容姿が良くても、才能や知性がないと品格が落ちて、人から相手にされなくなるのは悲しいことだ。
    • ありたき事: 学問、和歌、音楽、公務に秀でて、皆の模範であること。
    • 下戸ならぬこそ男はよけれ: 酒が飲めることこそ、男としては最高!と、最後に兼好法師らしい(!?)俗っぽい結論を加えています。

徒然草第一段のエモ語訳

いやー、ぶっちゃけこの世に生まれたからには、「マジでありたい」ってコト超たくさんあるよね。

天皇とか、もうリスペクト通り越してヤバすぎ!皇族の末端の人たちだって、家柄が別格すぎて尊いんだって。大臣クラスは言わずもがな。普通の家柄でも、宮殿に入れる身分の人たちは、なんかもうオーラが違う。

その子孫が落ちぶれちゃっても、なんか品があってエモいんだよね。

でもさ、それより下の身分のくせに、なんか時流に乗ってブイブイ言わせて得意顔してる奴らいるじゃん?本人は「私マジイケてる」って思ってるんだろうけど、マジで残念すぎる、ダサい

あと、お坊さんほど、マジで羨ましくない職業ないんじゃない?清少納言も「木の端みたいに思われる」って言ってるけど、それな!って感じ。

勢いあって名声とかブイブイ言わせてる奴ほど、全然かっこよく見えないし。名誉欲にまみれてて、仏の教えに反してるって思っちゃう。逆に、俗世を完全に捨てたガチの世捨て人のほうが、よっぽどリスペクトできるわ。

人はさ、やっぱ見た目とかオーラが輝いてるって、最強じゃん?

話し方が聞き心地よくて、愛嬌があって、おしゃべりすぎない人が最高にエモくて、ずっと一緒にいたい。

「完璧だわ!」って思ってた人が、心の中身がクソだとわかったとき、マジ萎えるよね。

見た目とか育ちは生まれつきかもだけど、心は賢い人を見習えば、いくらでも賢くなれるはずじゃん?

いくら見た目や心がけが良い人でも、才能がないと、品が落ちて、ブスな奴らにすら負けて相手にされなくなるの、マジで本意じゃない。

最高なのは、学問とか、詩、音楽、仕事にガチで秀でて、みんなの模範(かがみ)になること。字が下手じゃなくてサラッと書けて、歌声が美しくてリズム感があって、ちょっとイジワルなところがあってもさ、お酒が飲めることこそ、イケてる男の条件!

4. 徒然草第一段の言いたかったこと

兼好法師が徒然草第一段で言いたかった結論は、

「最高の人生とは、生まれつきの”家柄”や”容姿”だけじゃなくて、”知性・才能”と”心がけ”を磨き、そして酒が飲める男(人間)になることである」

ということです。

兼好法師は、天皇や貴族の身分を認めつつも、それ以上に個人の知性と努力、そして俗世を捨てない潔さ(酒好き)を理想としています。世の中の上っ面の成功者(エセ僧侶や下っ端の成り上がり)は、実は全然エモくない、というのがこの段の核心です!

徒然草などの本を読んだ後は「ブクスタ」でかんたんにお小遣い稼ぎができちゃいますよ。

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