悩みが尽きない日々。
でも、もし悩みがなかったら?そんな問いかけから始まる一冊に出会いました。
心に残った言葉や、読後の感想を通して、悩みとどう向き合うかを考えさせられた読書体験を綴ります。
感想の前に「もしも悩みがなかったら」のかんたんな紹介
もしも悩みがなかったら | |
著者 | 水野敬也 |
発行 | 2015/10/5 |
発行所 | 文響社 |
ページ数 | 288ページ |
もしも悩みがなかったら、あなたの人生はどう変わるでしょう?
この本は、日々の悩みから解放され、心が軽くなるヒントをくれます。
誰もが持つ悩みの本質を見つめ、新しい視点を提供。
人間関係や仕事、未来への不安など具体的な例を交えながら、心の持ち方を変える方法を優しく教えてくれます。

読み終えた後には、きっと心が晴れやかになりますよ。
なぜ「もしも悩みがなかったら」を読んだのか

私には、お金や家族、仕事など、常に何かしらの悩みがあります。
パートで働いていた頃は、毎日雨戸を閉めるたびに「今日も疲れたな。いつまでこの生活が続くんだろう。専業主婦になりたかったのに」と、まるで心まで閉ざしてしまうような気持ちで過ごしていました。
しかし、念願の専業主婦になっても、「いつになったら仕事に復帰できるのだろう」「このまま社会との繋がりがなくなってしまうのでは?」と、新たな悩みが生まれてきました。
そんな時、偶然出会ったのが『もしも悩みがなかったら』という一冊の本でした。
この本が、私の悩みを解決してくれるのか、どんな感想を持てるのか。
そんな期待を胸に、私はページをめくり始めたのです。
「もしも悩みがなかったら」のユニークな一節

あなたには死なない程度に悩んでもらうのがベストですね。
「もしも悩みがなかったら」悩美のセリフ
この本には「悩美(なやみ)」という女性が登場します。
彼女は、主人公の悩みを力の源として生きる、妖精のような存在。
主人公が生きている限り、彼女も存在できるという関係性です。
そんな悩美が、ある時こう言うのです。
「あなたには死なない程度に悩んでもらうのがベストですね。」
この一言には、とても深い意味があると感じました。
私たちは、悩みから解放されたいと思うあまり、「死ねば楽になる」と考えてしまうこともあるかもしれません。
けれど、本当の意味で悩みと向き合うには「生きているからこそ悩める」ことを受け入れる必要があるのだと、この言葉は教えてくれました。
専業主婦になりたいと悩み、なってみたらまた悩んでいる…どちらも「私」であることに変わりはありません。

そしたら、心がふっと軽くなりました。
悩みを持った主人公への感想

この本の主人公は、悩美の支えを受けながら、少しずつ行動を変えていきます。
どれも、小さな一歩に見えて、大きな変化をもたらす行動です。
人生を諦めかけていたとは思えないほどの前向きさに、私は深く感動しました。
まさに、悩美の存在が主人公を後押ししていたのだと思います。
悩みがあるということは、解決したい出来事があるということ。
それならば、私の悩みも自分にできることから動き出せば、きっと変わっていける。
そう思えるようになったのは、この本のおかげです。
今の私にできること
専業主婦の毎日は、お金になるわけでもなく、目に見える成果を誰かに褒められることも少ないものです。
でも、これはかつての私が夢見た暮らしでした。
主人公のような大きな一歩は踏み出せないかもしれません。
けれど、私はこの穏やかな日々を大切にしながら、「悩み」と向き合い、自分なりのペースで歩いていきたいと思います。
「もしも悩みがなかったら」の感想まとめ
『もしも悩みがなかったら』を読んだ感想は、悩みも生きる力になるという気づき。
悩みを抱える自分を受け入れ、今を大切に生きようというのが感想です。
そんな心に残る本との出会いが、あなたにもきっとあるはず。
悩みに寄り添う一冊を探している方は、ぴったりの本が見つかる「ブクスタ」もぜひ試してみてください。
新たな気づきや前向きな気持ちに出会えるかもしれません。

登録方法の説明記事はこちら
コメント