【徒然草エモ訳】第五段「不幸に愁に沈める人の」って、結局何が言いたいの?

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今回の徒然草第五段は、前段で語られた「来世」への準備として、具体的に「どんなライフスタイルが理想なのか」を深掘りする回だよ!

テーマは、ズバリ「究極のぼっち生活」

失恋とか、人生に絶望してヤケクソで出家したわけじゃない。誰にも依存せず、誰からも連絡を待たずに生きる孤高の生活こそ、マジでエモいんだって!兼好法師が理想とする、最高のインドア派ライフを一緒に見てみよう!

徒然草第五段の原文

徒然草第五段のイメージを書いてもらいました

徒然草第五段の原文を読んでみましょう。

不幸に愁に沈める人の、かしらおろしなど、ふつつかに思ひとりたるにはあらで、あるかなきかに門さしこめて、待つこともなく明し暮したる、さるかたにあらまほし。 顕基中納言のいひけむ、配所の月、罪なくて見む事、さも覚えぬべし。

徒然草第五段のポイント解説

この段は、「自発的で静かな隠遁生活」を理想としています。世間の煩わしさから離れ、誰にも期待せず、自分のペースで生きることの美しさを説いています。

📘 キーワード解説&テーマ

  1. ヤケクソの出家はNG
    • 不幸に愁に沈める人: 悲しい出来事や不幸があって。
    • かしらおろしなど、ふつつかに思ひとりたるにはあらで: ヤケになって髪を下ろす(出家する)ような、強引な決断ではない。
    • 兼好法師は、感情的ではなく、理性的に選ばれた静かな生き方を評価しています。
  2. 理想のライフスタイル
    • あるかなきかに門さしこめて: 存在するかどうか分からないくらい、ひっそりと門を閉ざして。世間から意識的に距離をとっている様子。
    • 待つこともなく明し暮したる: 誰からの訪問や連絡も期待せずに、日々を静かに過ごしている。「誰にも依存しない自立した精神」を意味します。
    • さるかたにあらまほし: そのような状態こそが望ましい。
  3. 流刑地に見る月
    • 顕基中納言(源顕基): 承久の乱の後に流罪になった貴族。
    • 配所の月、罪なくて見む事: (顕基中納言が言ったように)流刑地で見る月を、罪人ではない身で見ることは、さぞかし趣深いだろう。
    • 結論: 強いられた孤独(流罪)ではなく、自ら選んだ静かな孤独は、美しく、心の自由があるのだと述べています。

徒然草第五段のエモ語訳

ねぇ、聞いて? マジで理想の生き方ってさ、

失恋とか不幸でヤケになって出家を決めたわけじゃないよ。

そうじゃなくて、自分の意思で引きこもって、誰にも気づかれないくらいひっそり門を閉ざして

誰からの連絡も待たないで、毎日を静かに過ごしてる感じ。そういうのこそ、マジで憧れる!

昔、偉い人が言ってたんだけどさ。

島流しの場所で見る月を、罪人じゃない自由な身で見るのって、なんかロマンチックで、超エモいに決まってるじゃん!

徒然草第五段の言いたかったこと

兼好法師が徒然草第五段で言いたかった結論は、

「最高の人生とは、世間の煩悩や他者への依存を断ち、誰にも邪魔されない静かな『自己完結型』の孤独を自ら選んで生きることである」

ということです。

誰かに無理やりさせられた孤独じゃなくて、自分の意思で「ぼっち」を選ぶこと。兼好法師にとって、これこそが真の「心の自由」であり、来世への準備につながる理想のライフスタイルだと主張しているよ!

終活などの本を読んだ後は感想を「ブクスタ」で書きためてみましょう♪

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