「苦しみの中でも幸せは見つかる」をおすすめする理由

読書感想

今回は『苦しみの中でも幸せは見つかる』をおすすめする理由と題して、この本の魅力を徹底解説します。

本書はホスピス医である小澤竹俊先生の著書の改訂版です。
以前読んだ方も、初めて手に取る方も、きっと新たな発見があるでしょう。

今回、私が初めて本書を読みました。
心に深く響いた部分や、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと感じた点を率直に綴ります。

この記事が、『苦しみの中でも幸せは見つかる』を手に取るきっかけとなれば幸いです。

『苦しみの中でも幸せは見つかる』のかんたんな紹介

苦しみの中でも幸せは見つかる
著者小澤竹俊
発行2017年6月30日
発行所株式会社 扶桑社
ページ数138ページ

『苦しみの中でも幸せは見つかる』はホスピス医である小澤竹俊氏が、終末期医療の現場で多くの患者と接する中で得た経験をもとに書いています。

「苦しみ」を和らげ、その中で「幸せ」を見出すためのヒントを綴った一冊です。

人間関係を見直すことの大切さを説き、どんな状況でも存在価値を見出せるように導きます。
改訂版では、さらに内容が深められています。

なぜ『苦しみの中でも幸せは見つかる』を読んだのか

苦しみの中でも幸せは見つかる おすすめ①

この本を図書館で借りた当時、私には難病を患っている友人がいました。

その病気は回復の見込みが少なく、進行していく一方でした。
友人としてどう接すればいいのか分からず、手に取ったのがこの本でした。

病気は癌ではありませんが、何か共通するものがあるはずと思い、読み始めたのです。

『苦しみの中でも幸せは見つかる』の大切な一節

苦しみの中でも幸せは見つかる おすすめ②

すべての人に、あなたの苦しみをわかってもらうことは実際には無理です。
しかし、大切な人にあなたの苦しみをわかってもらうことは可能です。

引用元:苦しみの中でも幸せは見つかる P109

苦しみを理解してもらうのは、本当に難しいことです。

特に助けを求めている時、誰かに話を聞いてほしいと切に願っている時には、なおさらそう感じます。
しかし現実は相手が忙しかったり、心の余裕がなかったりして、なかなか理解してもらえないことも少なくありません。

私がこの『苦しみの中でも幸せは見つかる』をおすすめしたい最大の理由は、まさにこの引用文に集約されています。
この本には、大切な人に自分の苦しみを理解してもらうための具体的な方法が書かれているのです。

私自身、もっと早くこの本に出会えていればと、深く後悔しています。
私の友人はこの本を読み終えるまでの、一週間も経たないうちに、不慮の事故で亡くなってしまったのです。

もしもっと早くこの本に出会っていたら、この本から得た知識を使っていたでしょう。
そして、友人の苦しみを少しでも理解し、寄り添ってあげられたのではないか。
もっと穏やかな、心残りのない別れができたのではないか。

そう思わずにはいられません。
「後悔先に立たず」とは、まさにこのことだと痛感しました。

自分の考えや『苦しみの中でも幸せは見つかる』への想い

苦しみの中でも幸せは見つかる おすすめ③

介護や療養に携わるすべての方に、『苦しみの中でも幸せは見つかる』をおすすめします。

多忙な日々の中で、本を読む時間を作るのは難しいかもしれません。
それでも、この本を開けば、ほんの少しだけ心が軽くなる瞬間があるはずです。

自分を大切にする時間を取り戻し、限られた時間を大切に過ごすために、一日数ページでも読んでみてください。
私も以前は自分のことばかり話していましたが、今は相手の話に耳を傾けることを大切にしています。

まとめ

今回は『苦しみの中でも幸せは見つかる』をおすすめする理由と題して、この本の魅力を徹底解説しました。

このブログにたどり着いてくださったあなたは、今、とてもつらい状況の中にいるかもしれません。

一人で抱え込まずにいてください。
あなたは一人ではありません。

忙しい日々の中で苦しい思いを抱えながらも、私のブログを見つけてくださったこと、本当に感謝しています。
ありがとうございます。

もしよろしければ、『苦しみの中でも幸せは見つかる』を読んだ感想をアウトプットのがおすすめです。
言葉にすることで、抱え込んでいる感情が少しでも楽になることがあります。

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