【徒然草エモ訳】第十二段「おなじ心ならむ人と」って、結局何が言いたいの?

40代毎日使える美しい日本語

今回の徒然草第十二段は、人間関係に悩む全人類に贈る「究極の友達選び」についてのお話だよ!

テーマは、ズバリ「気の合う友達って、結局どんな人?」

「価値観が同じ人が最高!」って思いがちだけど、兼好法師は「それだけじゃ物足りないし、かといって違いすぎても無理……」という、超ワガママでリアルな本音を炸裂させています。

理想の「心の友」の条件を、エモ語でチェックしてみよう!

徒然草第十二段の原文

徒然草第十二段のイメージ図

この段の原文は以下の通りです。一緒に読んでみましょう。

おなじ心ならむ人と、しめやかに物語して、をかしきことも、世のはかなきことも、うらなくいひなぐさまむこそ嬉しかるべきに、さる人あるまじければ、つゆたがはざらんと向ひゐたらむは、ひとりある心地やせむ。

たがひにいはん程のことをば、げにと聞くかひあるものから、いささかたがふ所もあらむ人こそ、「我はさやは思ふ」などあらそひにくみ、さるから、「さぞ」ともうち語らはば、つれづれなぐさまめと思へど、げには少しかこつかたも、われとひとしからざらむ人は、大方のよしなしごといはむ程こそあらめ、まめやかの心の友には、はるかにへだたる所のありぬべきぞわびしきや。

徒然草第十二段のポイント解説

この段では、兼好法師が理想とする「対等で刺激のある対話相手」について深く考察しています。

📘キーワード解説&テーマ

  1. 「うらなくいひなぐさむ」の幸福
    • おなじ心ならむ人:同じような感性や考え方を持っている人。
    • うらなく:裏表なく、心の底から包み隠さずに。
    • 楽しい話も、人生の虚しさについても、すべてをさらけ出して話せる相手がいれば、それこそが最高に「嬉しい(望ましい)」ことだと述べています。
  2. 「イエスマン」は孤独と同じ
    • つゆたがはざらん:全く考えが違わないこと。
    • 何を言っても「そうだよね」「その通り」と同意するだけの相手と向き合っていても、それは「ひとりある心地(一人でいるのと同じ)」だと、鋭い指摘をしています。
  3. 「ちょっと違う」のが面白い
    • いささかたがふ所:ほんの少し意見が違うところ。
    • 我はさやは思ふ:「私はそうは思わないな」という反対意見。
    • 互いに意見を戦わせ、「いや、私はこう思う」「なるほど、そういう考えもあるか」とやり取りするからこそ、退屈(つれづれ)が紛れるのだと考えています。
  4. でも、根本が違うのはNG
    • まめやかの心の友:真実の、心からの親友。
    • 表面的な世間話ならいいけれど、「人生観や価値観の根っこ」が自分と違いすぎる人は、やはり本当の心の友にはなれない。その距離感に寂しさを感じる、という結論です。

徒然草第十二段のエモ語訳

この段をエモ訳してみました。一緒に読んでみましょう。

🤝理想は「全開で語り合える」こと

自分と同じような感性を持ってる人とさ、しっぽりと落ち着いておしゃべりしてさ。

「これ超ウケる!」っていう楽しい話も、「人生って儚いよね……」っていうマジメな話も。

裏表ゼロで全部ぶっちゃけて、お互いに心を癒やし合えたら、それってマジで最高に幸せなことだよね。

でもさ、実際そんな完璧な人ってなかなかいないじゃん?だからって、何を言っても「わかるー!」「その通りだね!」って、一ミリも意見がズレない人と向かい合っていても、それって結局「一人で喋ってるのと一緒」なんだよね。

⚡️「ちょっとした反論」が対話をエモくする

ところが、だよ。

お互いに「なるほどね」って聞き応えがあるのは当然として。

たまに「え、私はそうは思わないな」とか言って、ちょっとしたバトル(議論)ができる人の方が、刺激があって面白いんだ。

「そうかな?」「いや、私はこう思う!」って言い合いながら、「あぁ、そういう視点もあったのか」って語り合う。

それこそが、究極の「暇つぶし」であり、充実した時間なんだよね。

とはいえ、だよ。

あまりにも興味がある対象や、人生の優先順位が自分と違いすぎる人とは……。

まあ、適当な世間話をするくらいならいいけど、「魂レベルの親友」になるのは、ぶっちゃけ無理。

どうしても埋められない「壁」を感じちゃって、かえって寂しくなるだけなんだよね。

切ないけど、それがリアル。

徒然草第十二段の言いたかったこと

兼好法師がこの段で言いたかった結論は、

徒然草第十二段のポイント

最高の友だちとは、単なるイエスマンではない。基本の価値観は似ているけれど、細部では自分と違う視点を持っていて、対等に議論を楽しめる人である。その絶妙な『違い』こそが、孤独を癒やすスパイスになる

ということです。

今回のキーワードは、「つゆたがはざらんは、ひとりある心地」という言葉に詰まっています。

だからこそ、私たちも「みんなと同じ」であることに安心しすぎず、自分の意見をしっかり持って、でも相手の意見も面白がれる。

そんな「自立したエモい関係」を目指したいものだね!

人間関係の本を読んだ後は感想を「ブクスタ」で書くと、アウトプットになっていいかも。

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