【徒然草エモ訳】第九段「女は髪のめでたからむこそ」って、結局何が言いたいの?

40代毎日使える美しい日本語

今回の徒然草第九段は、前回の「ふくらはぎ墜落事件」に引き続き、人間の本能がどれだけヤバいかを語る完結編的なお話だよ。

テーマは、ズバリ「女の魅力は最強の呪縛」

髪の毛一本で象を動かし、下駄の音で鹿を呼び寄せちゃう!? どんなに賢い人でも、結局最後にはこれにハマる。兼好法師が「マジでこれだけは気をつけろよ!」って全力でアラートを鳴らしている、本気の警告をエモ語で見ていこう!

徒然草第九段の原文

徒然草第九段をイメージして書いてもらいました

この段の原文を読んでみましょう。

女は髪のめでたからむこそ、人の目たつべかめれ。人のほど、心ばへなどは、ものいひたるけはひにこそ、物越しにも知らるれ。ことにふれて、うちあるさまにも人の心をまどはし、すべて女の、うちとけたるいも寝ず、身ををしとも思ひたらず、たふべくもあらぬわざにもよくたへしのぶは、ただ色を思ふがゆゑなり。

まことに、愛著の道、その根深く、源遠し。六塵の楽欲多しといへども、皆厭離しつべし。その中に、ただかのまどひのひとつやめ難きのみぞ、老いたるも若きも、智あるも愚かなるも、かはる所なしと見ゆる。

されば、女の髪すぢをよれる綱には、大象もよくつながれ、女のはけるあしだにて作れる笛には、秋の鹿必ず寄るとぞいひ伝へ侍る。みづから戒めて、恐るべくつつしむべきはこのまなどひなり。

徒然草第九段のポイント解説

この段では、女性の持つ外見的な魅力(特に髪)や、恋愛のために発揮される驚異的な忍耐力、そして全人類共通の弱点としての「愛欲」について鋭く分析しています。

📘 徒然草第九段キーワード解説&テーマ

  1. 第一印象は「髪」と「声」
    • 女は髪のめでたからむこそ: 女性は髪が美しいと、とにかくパッと目を引く。
    • ものいひたるけはひ: 話し方の雰囲気。たとえ顔が見えなくても(物越し)、話し方でその人の品格や性格はバレてしまう。
  2. 恋愛が生む「超人的な忍耐力」
    • うちとけたるいも寝ず: 安心できる睡眠も取らず。
    • たふべくもあらぬわざにもよくたへしのぶ: 普通なら耐えられないような辛いことにも耐え忍ぶ。
    • 兼好法師は、女性が美容や恋愛のためにこれほどまでに自分を追い込めるのは、「ただ色を思ふがゆゑ(ただ恋愛への情熱があるから)」だと分析しています。
  3. 老若賢愚を問わない最強の沼
    • 六塵の楽欲(ろくじんのぎょうよく): 五感で感じるあらゆる欲望。
    • 老いたるも若きも、智あるも愚かなるも: 若い人もお年寄りも、賢い人もおバカな人も。
    • 食べたい、寝たいなどの欲は捨てられても、この「愛欲の迷い」だけは誰も捨てることができない、と説いています。
  4. 髪の毛の綱と鹿の笛
    • 女の髪すぢをよれる綱: 女性の髪で編んだ綱なら、巨大な象でも簡単につなぎとめられる(=強烈な束縛力)。
    • 女のはけるあしだにて作れる笛: 女性が履いた下駄を削って作った笛を吹けば、秋の鹿がメスの鳴き声と間違えて寄ってくる。
    • それほどまでに、女性の魅力の残り香には、生物を狂わせるパワーがあるという比喩です。

徒然草第九段のエモ語訳

ねぇ、女子の魅力ってさ、やっぱりまずは「髪」だよね。髪がサラッサラで綺麗だと、それだけで目が釘付けになっちゃう。

あと、性格とか品の良さは、ちょっと喋った瞬間に「声のトーン」とか「言葉選び」でバレちゃうもの。

で、驚くのが女子の「忍耐力」

デートのために睡眠時間を削ったり、自分を全然大事にしないくらいストイックに頑張ったり……。「普通そこまでできないでしょ!」って辛いことでも耐えられちゃうのは、全部「恋してるから」なんだよね。

マジで、「愛の沼」って根っこが深すぎてヤバい。

世の中のいろんな欲求——食欲とか睡眠欲とかは、頑張れば我慢できるかもしれない。

でもさ、この「恋の迷い」だけは、おじいちゃんもお兄さんも、天才もバカも、みんな一緒! 誰一人として卒業できない最強の沼なんだわ。

だってさ、昔から言われてるんだけど、

女の子の髪の毛で編んだロープなら、あの巨大なゾウだって逃げられずにつなぎとめられちゃうんだよ?

さらに、女の子が履いてた下駄を削って笛を作って吹けば、森の鹿がメスの声だと勘違いしてホイホイ寄ってきちゃう。

それくらい、女子の魅力っていうのは、生物の本能を狂わせる最強の力を持ってるの。

だから、マジで気をつけな。自分が一番警戒して、慎重に扱わなきゃいけないのは、この「恋の迷い」なんだよ!

徒然草第九段の言いたかったこと

兼好法師がこの段で言いたかった結論は、

ポイント

「人間の理性や知性は、女性の魅力や愛欲という『本能の呪縛』の前では驚くほど無力である。象をも縛り、鹿をも惑わすこの強大な力に、自分だけは大丈夫だと思い込まず、常にアラートを鳴らして生きていくべきだ」

ということです。

前回、仙人が空から落ちた話をしましたが、徒然草第九段はそのダメ押し。「髪一本で象を動かす」という有名な比喩を使いながら、兼好法師は「愛欲は全人類共通のバグであり、最も注意すべきトラップだ」と教えてくれています。

2026年、情熱的な恋をするのもいいけど、自分の軸を失わないように「この髪の毛は象を縛るロープかも!?」って、たまに冷静になるのが、兼好法師流のライフハックかもしれないね!

ライフハックの本を読んだ後は感想を「ブクスタ」で書くと、誰かのためになるのでいいですね。

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